ド根性ランクマッチ

おもひでぽろぽろ

【SV】S3使用構築 / 轟く髪サイクル【最終2419位R1904】

 こんにちは。

 りくぞう(@zoh_poke)と申します。

 

 s3、お疲れ様でした。パラドックスポケモンが解禁されてから最初のシーズンが終わりましたが、今回、自分の中での一つの目標であったレート1900をギリギリですが初めて達成することが出来ました。今期は、s1やs2で勝てなかった悔しさから初めてサブロムというものを作ってみたのですが、気持ちが少し楽になる反面、特に剣盾後期から始めた自分にとっては環境の変化がとてつもなく速く感じる中で構築の作成や環境変化に伴う調整、2ロム体制での対戦をこなしていくのはとても大変で時間がかかることなのだと身をもって実感しました。またそれと同時に、自分はある国家資格試験の勉強をしているのですが、その中で毎月結果を出すことを目標にしてランクマッチに没頭するのはそろそろ厳しくなってくるなということも感じました(これは元々思っていたことですがテラピース節約ができなくなったことでより厳しさに拍車がかかっています(笑))。

 これからも勉強の息抜き程度に対戦することはあると思いますが、しばらく今期のようにガッツリ潜ることはできなくなってしまうと思います。なのでレート1900初達成の記念と、とりあえず試験前最後の記事ということでこの構築記事を書いております。とはいっても、自分の中ではこのレート1900という目標はあくまで通過点としての目標であり、レートのインフレもあって今回の結果は自慢できるものだとも思っていないし満足も全くしていないので、無事試験に合格することができた暁にはレート2000やレート2100、最終2桁、そしてその先を目指して思いっきりランクマに没頭したいと思っています。 

 そのため、この構築記事は記念としての意味合いが強いことをご了承の上、閲覧していただけると幸いです。また色々と見にくい箇所や気になる箇所等あると思いますが、その都度指摘してもらえると今後の改善に役立てることができると思います。是非アドバイス等ございましたら教えていただけると嬉しいです。

 

 

【使用構築】

トドロクツキサーフゴーハバタクカミ

 

 

tn : りくぞう

成績 : 最終2419位/最終2534位(R1904/R1900)

 

 

【構築のコンセプト】

・(個人的)顔面偏差値大優勝のトドロクツキとハバタクカミをアタッカーとする構築

・蜻蛉返りやボルトチェンジ、欠伸などを駆使して有利対面を作り、そこを起点に崩す

・初手に何を出されてもサイクルを回せる選出ができる構築作りを目指す

 

【構築経緯】

トドロクツキハバタクカミサーフゴー

 まずはパラドックスポケモンが解禁されたら絶対に使いたいと思っていたトドロクツキを物理エース、妖/霊という優秀なタイプと高い素早さ、広い技範囲が強いと感じ、ハバタクカミを特殊エースとして採用した。

 次に、エースとなる2匹のポケモンは素早さが高く多くのポケモンの上を取ることができるが、トドロクツキはスカーフで採用しており竜の舞をする型ではないので全抜き性能というよりはスイープ性能に長けており、またハバタクカミは眼鏡で採用しているため火力は出るものの相手のスカーフや襷のポケモンに対して行動保証を持てないという点から、サイクルを回して相手の持ち物やテラスタルを見てからエースがスイープするまでの道筋を立てるような戦い方が強いと感じたため、多くの相手に対してある程度両受けをすることができ、欠伸でサイクルを回せるHBブラッキーを採用。

 また、サーフゴーやテツノツツミ、テツノドクガなどをはじめとする相手の特殊ポケモンに対面から有利を取ることができ、流行っていたセグカミラッシャやトドロクツキが止まってしまうカバルドン、アーマーガアなどにも強く出ることができ、更に地面の一貫を切ることができる唯一無二の性能を持つポケモンとして鋼テラスタルの水ロトムを採用。

 ここまでで相手のミミッキュやイダイナキバ、テツノカイナなどの対面性能が高くブラッキーの弱点を突いてくるポケモンが重いため、そこに対して鬼火を入れると自らが蝶の舞を積んでいけたり、ブラッキーで安定して見れるようになること、特殊ポケモンに対しても蝶の舞を積むことで受けながら自らが抜きエースとなれることを評価して鬼火蝶舞ウルガモスを採用。

 最後に、この5体だと様々なテラスタイプが存在しかなり数を増やしていたキョジオーンを崩す手段が乏しいことや、キノガッサやアラブルタケのキノコの胞子の一貫が切れていないこと、カバルドンのステロ欠伸展開や初手のキラフロルが若干重めなこと、先制技を採用していないことから前期結果を残した初手クエスパトラの加速バトン展開に対する明確な回答がないことなどから、これらのポケモンをまとめて対策できる隠密マント悪巧みサーフゴーを採用し、構築が完成した。

 

【選出】

・選出① : ++トドロクツキorハバタクカミ

クッション枠2+高速エース枠1のオーソドックスな選出。意図した訳ではないが、この構築は基本選出/裏選出のようなものはなく相手の構築によって柔軟に選出ができるような構築に仕上がったので、高速エース枠2+クッション枠1の選出をすることもあれば、ブラッキーの枠をウルガモスやサーフゴーにして出したりと、様々な選出をしていた。ハバタクカミに対する水ロトムの受け出しは、眼鏡や一致テラスタルを考慮すると安定しないため、ハバタクカミがいる構築に対しては水ロトムやエースのポケモンを初手に投げるか、裏にウルガモスを置いて隙を見せないような選出を心掛けていた。

・選出② : ++

3匹でサイクルを回し、ウルガモスの蝶舞から全抜きを狙う選出。ブラッキーでは受けることのできない物理ポケモンがいる構築や、対面色が強めな構築、トドロクツキとハバタクカミが通せなさそうな構築に対して投げていた。サーフゴーが刺さりそうな構築にはブラッキーウルガモスの枠をサーフゴーに変えて選出していた。

・選出③ :サーフゴー+ハバタクカミ@1

サーフゴーの役割対象がいる構築や受けループなどによくしていた選出。@1は水ロトム、次点でトドロクツキを選出することが多かった。サーフゴーの役割対象がキラフロルやクエスパトラなど初手に投げられるポケモンの場合は初手に、キョジオーンやキノガッサなど後出しでも余裕があるポケモンの場合は裏にサーフゴーを置いていた。受けループに対しては蜻蛉返りやボルトチェンジで対面を動かしつつ、サーフゴーの悪巧みやハバタクカミのサイコショックによる役割破壊、TODによる判定勝利などを主に意識して立ち回っていた。

 

【個体紹介】

トドロクツキトドロクツキ@拘りスカーフ ♢鋼

特性 : 古代活性

性格 : 意地っ張り

努力値 : 191(84)-210(252)-99(60)-x-122(4)-153(108)

技構成 : 逆鱗 地獄突き アイアンヘッド 蜻蛉返り

 曇天の証持ちの色違いトドロクツキ。この構築の組み始めでありこの構築の物理エース。自分はバイオレットなのでスカーレットの友人の図鑑を埋める代わりに色証厳選をしてもらい譲ってもらった。感謝。

 当初は初手に出して蜻蛉返りをする動きが多くなると想定していたが、相手の初手にハバタクカミが来た場合、眼鏡や一致テラスを考えると水ロトムでも受け出しが難しく、Sが上がるブーストエナジーやスカーフ持ちだと上から動かれてしまう(かといってヘイラッシャなどがいるとこちら側が初手からテラスタルを切る動きは弱い)ので、初手からではなく裏から出して対面操作をしたり、スイープするような動きをよくしていた。あまり数は多くなかったが、ヘイラッシャなどのトドロクツキを止めてくるポケモンがいない構築と当たった際には初手に投げ、場合によっては初手からテラスタルを切って数的有利を取りにいく動きもしていた。

 ブーストエナジーではなくスカーフで採用している理由は、①スカーフは素早さが上がっているのがこちら視点にしか分からないため相手からは見えない勝ち筋を立てやすい②ブーストエナジーは持ち物の性質上、一度出して交代をするという動きをしたくないためどうしても対面的な動きになってしまい、柔軟な選出、立ち回りがしにくいと感じた③終盤にスイープする際は相手の選出やテラスタルが割れていることがほとんどで、一貫している技の択になることがなかったためである。

 テラスタイプはアイアンヘッドのリーチを伸ばしつつ、フェアリー技やドラゴン技に耐性をつけることができる鋼。スイープする際に相手の氷の礫や神速のダメージを抑えることができる点もかなり強かった。

《調整》

H : 2n+1,6n−1,8n−1,16n−1を全て満たす数値

HB : 意地鉢巻カイリューのノマテラ神速をステロ込み確定耐え

   意地鉢巻イルカマンの水テラスウェーブタックルを確定耐え(ジェットパンチは二耐え)

HD : 臆病テツノツツミの氷テラスフリドラを確定耐え

A : 極振り

S : +1最速87族(セグレイブ、イダイナキバ)抜き

 

 

ブラッキー@食べ残し ♢妖

特性 : 精神力

性格 : 図太い

努力値 : 202(252)-x-178(252)-x-151(4)-85

技構成 : イカサマ 願い事 守る 欠伸

 エースを通す上で前提となるサイクルの軸となるポケモン。シリーズ2になってから一気に評価をあげたセグレイブに対して後出しから安定する数少ないポケモンであり、トドロクツキとハバタクカミが苦手な高火力先制技持ちのポケモンや数多くの物理ポケモンに対して安定してサイクルを回していける。シリーズ2ではハバタクカミやテツノブジン、テツノカイナなどブラッキーの弱点を突いてくるポケモンが数多く解禁されたため、シーズン序盤は向かい風だと思い使用していなかったが、それらのポケモンは交代に欠伸を合わせたり引き先を用意したり、場合によってはテラスタルを切るなど、プレイング次第では全然サイクルを回していけること、前期よりもサーフゴーが減って動かしやすくなったことなどからむしろ追い風なのではないかと感じた。

 序盤は前期と同じくテラスタイプ毒で使用していたが、テラスタル後にセグレイブやカイリューガブリアスなどの地震が抜群になると受けが安定しないシーンが多かったため、格闘技を半減にできるかつ鉢巻ドラゴンポケモンなどの高火力竜技をまとめてケアできるフェアリーで採用した。

《調整》

HB : 陽気鉢巻ドラパルトのアローを残飯込みで99%ニ耐え
        意地鉢巻ドラパルトのアローを残飯2回分込みで88%ニ耐え

HD : 臆病眼鏡ツツミの水テラスドロポンをステロ込み確定耐え
        テラス後、控えめ眼鏡ハバタクカミの妖テラスムンフォをステロ込み確定耐え

 

 

ウルガモス@厚底ブーツ ♢妖

特性 : 炎の体

性格 : 図太い

努力値 : 175(116)-x-128(252)-155-125-138(140)

技構成 : 炎の舞 鬼火 蝶の舞 朝の日差し

 格闘タイプやフェアリータイプの物理ポケモンや、増えていた鉢巻飛行テラバカイリューなど、ブラッキーでは受けが成立しないポケモンに対して鬼火を絡めることでブラッキーでの受けを安定させたり、そのまま蝶の舞の起点にする対物理の役割と、有利対面から蝶の舞を積むことであらゆる特殊アタッカーを起点にしていける対特殊の役割の両方を兼ね備えたオールマイティポケモン。特にハバタクカミに対して受け出しからでも大体の型は起点に出来る点が強力だった。厚底ブーツは相手のステルスロック展開はもちろん、増えていたマスカーニャの毒菱展開構築に対しても強く出ていけることから採用。また、物理の役割集中などがきつい構築に対しても体力が少しでも残っていれば相手の接触技に対して受け出して炎の体による上振れを狙ったりする動きもできた。

 このポケモンをエースとして選出した場合はトドロクツキやハバタクカミをエースとして選出した時に比べて瞬間的な火力を押し付ける動きはできないものの、ブラッキーロトムとは違い受けながら自らが蝶の舞を積んで抜きエースとなれるため、選出②のパターンでもパワーが落ちるということは特になく、むしろこのパターンで選出する試合も選出①のパターンと同じぐらい多かった。

 テラスタイプに関しては前期使用していた妖テラスの個体をそのまま流用した。テラバーストを採用せずとも、竜技を透かせて元の弱点を全て等倍にできる妖テラスタルは広く浅くといった感じで無難に強かったが、容易にテラスタルを切ってしまうと元々半減で受けられるはずの鋼技が抜群になってしまい裏との一貫ができてしまう場合もあるため、無理にこのポケモンだけで受けようとせず、サイクルの中で相手の選出やテラスタルが割れてからテラスタルのタイミングを見極めることが特に重要であった。

《調整》

HB : 火傷状態の意地鉢巻カイリューの飛行テラバーストを確定耐え

S : +1で最速テツノツツミ抜き

 

特性 : 黄金の体

性格 : 図太い

努力値 : 191(228)-x-161(252)-154(4)-112(4)-107(20)

技構成 : ゴールドラッシュ シャドーボール 悪巧み 自己再生

 数を増やしていたキョジオーンやキノガッサカバルドンなどを始め、その他変化技を使用してくる多くのポケモンに対しての最終兵器。サーフゴーというポケモンが強いことは知っていたが、初めてまともに使ってみて変化技が効かないという特性が改めてぶっ壊れ特性だと実感した(今更)。多くの搦め手ポケモンを起点に悪巧みで火力を上げ、耐久に振ることで裏から出てきた相手の高速アタッカーの攻撃を耐えて起点にしたポケモンごと裏まで貫いていく動きが強かった。キョジーンの塩漬け、キノガッサの地均し、クエスパトラのルミナコリジョン、キラフロルのマッドショットなど隠密マントを持たせることで恩恵を受けることができる技を使うポケモンが増えていたため、隠密マントの発動機会は多かったように感じる。使う前は役割対象のポケモンがピンポイントであるが故に選出択になることを懸念していたが、そもそも役割対象のポケモンの使用率がかなり伸びていたことと、物理耐久に厚く振っているため積み技なしではそこまで火力が出ないポケモン(コノヨザルやドドゲザンなど)を始めとする多くの物理ポケモンに対してもテラスタルを絡めると意外と悪巧みを積む余裕を作れたり、一度攻撃を耐えて裏のポケモンの圏内に入れる動きなどもできたので、役割対象のポケモンが選出された場合はもちろん一匹で相手の構築を荒らすことができ、選出されなかった場合でも何かしらの仕事はしてくれていた。

 また、サイコショックを採用していないため天然ドオーを突破することができないが、飛行テラスタルすることでドオー側からの打点もなくなるため、例えばキョジオーンに水ロトムボルトチェンジを当てたり(裏のドオーが天然の場合は水技を警戒してテラスタルを切りながら塩漬けを打ってくるキョジオーンも多かった)して少しでも削ってあげればドオーを出されてもそのままTODで勝ち、ドオーを引っ込められても悪巧み後の技が受けられずに勝ちといったようにキョジオーンドオー構築には1ターンでほぼ勝ちが決まってしまう試合もあったりした。

 テラスタイプは弱点を無効化しつつカバルドンキノガッサを完封できる飛行で採用。拘っているドラゴンの地震を透かして引かざるを得ない状況にできたり、透かしたターンで悪巧みを積む動きができるのもかなり強かった。

《調整》

HB : 意地鉢巻カイリュー地震をステロ込み確定耐え

  意地ガブリアス地震をステロ込み確定耐え

HD : 臆病サーフゴーのシャドボをステロ込み15/16耐え

  臆病ハバタクカミのシャドボをステロ込み15/16耐え

C : 余り

S : 無振り86族抜き

 ロトムと同速

 

 

ロトム@突撃チョッキ ♢鋼

特性 : 浮遊

性格 : 控えめ

努力値 : 157(252)-x-127-172(252)-127-107(4)

技構成 : ボルトチェンジ 10万ボルト ハイドロポンプ テラバースト

 もともとシーズンが始まる前の段階からテツノツツミ、ハバタクカミ、テツノドクガあたりに対して強く出ていけるポケモンとして鋼テラバーストのチョッキ型を考えていて使用していたが、その後中盤あたりから急増したセグカミラッシャ全員に対してテラスタルを含めるとたまたま有利を取れることに気付き、セグカミラッシャ構築に対してはこのポケモンを初手に投げてテラスタルを切ると1匹で相手の構築を半壊させてくれたため、イージーウィンを連発できた。セグカミラッシャはシーズン最終盤では全盛期よりは少し減ったように感じたが、それでも十分多い並びだったためシーズン開始前からシーズン終了まで全く同じ個体をそのまま使っていた。

 セグカミラッシャが流行り始めた頃はセグレイブとハバタクカミどっちが初手に来てもテラスタルを切ってテラバーストを打っていた(し、それで勝てていた)が、この並びの対策としてイカサマを採用したHBの鋼テラス水ロトムが中盤以降増えたことや、セグレイブの電気テラスタルが増えたことから初手の鋼テラバが刺さりにくくなったため、セグレイブに対しては引き先としてブラッキーを選出して対応できるようにしていた。終盤頃から増え始めたイルカマン+カバルドンのような構築に対しても初手に投げ、イルカマン対面ドロポンを打ってカバルドンに何もさせずに倒してそのまま勝つような試合も多かった。元々前作までロトムはタイプと特性が優秀なものの、種族値がそこまで高くはないため自らが相手のポケモンをズバズバ倒していくような性能はなかったが、今作からテラスタルでどのタイプの技も打てるようになったことから、環境とそれに合わせたテラスタイプ次第では相手の構築を1匹で荒らせるポケモンになり得る可能性を大いに秘めていると感じた。

 また、サーフゴーと素早さを揃えているためサーフゴーと水ロトムどちらかのS関係が分かればこちら視点だけもう一方のS関係も把握することができ、それを元に勝ち筋を導き出せる場面もあった。

 

 

ハバタクカミハバタクカミ@拘り眼鏡 ♢妖

特性 : 古代活性

性格 : 臆病

努力値 : 133(20)-x-102(212)-172(132)-156(4)-190(140)

技構成 : ムーンフォース シャドーボール マジカルフレイム サイコショック

 この構築の特殊エース。妖/霊の優秀なタイプを持ち、積み技を必要としない瞬間的な一致高火力技を高い素早さから相手に押し付ける動きが強かった。テラスタイプはメインウェポンであるムーンフォースのリーチを伸ばせるかつ、ドドゲザンの不意打ちやミミッキュの影打ちなどに耐性をつけることができるフェアリーで採用した。

 兎に角一致テラスタルムーンフォースの火力が恐ろしく、後述の調整にもある通り環境に存在するチョッキを持っている鋼タイプのポケモンでも受け出しが難しい程の火力を出すことができる。このポケモンはサイクルを回すようなポケモンではない分、対面性能を高めることを強く意識しており、Bに厚く振ることでマルスカイリューや襷ガブリアスとの対面で打ち勝つことができ、ハバタクカミ同士のミラー対決においても眼鏡ではないシャドボは耐えることができたり、眼鏡でも上を取っていれば勝てる(眼鏡は速くても最速トドロクツキ抜きぐらいまで素早さを振って残りは耐久に振っている個体が多い印象だった)、といったように相手のアタッカーに削りを入れていない状態で対面してしまっても、ある程度の対応ができるような調整を施した。

 とはいっても、このポケモンは元々物理耐久がかなり乏しく、体力が削られてしまうとセグレイブの氷の礫やミミッキュの影打ちなどの先制技で縛られやすかったり、相手の襷やテラスタルに切り返されたりすることが多く初手に出して3タテを狙うのはかなり安定性に欠ける。そのため通りがいい構築に対して裏に置いてブラッキーウルガモス、水ロトムなどでサイクルを回して相手のポケモンに削りを入れた上で勝ち筋を整えてから出したり、数的有利が取れていて余裕がある時は対面で圧をかけ、あえて引くことで相手のテラスタルを誘発させ、テラスタル択をなくした上で詰めていく動きもしていた。

《調整》

HB : 意地鉢巻カイリュー地震を15/16耐え

  意地ガブリアス地震を確定耐え

HD : 臆病ハバタクカミのシャドボを確定耐え

C : H252チョッキドドゲザンをテラス無しムンフォ+妖テラスムンフォで99%

     H252チョッキジバコイルを水ロトムのドロポン+妖テラスムンフォ2回で丁度確定

S : 最速トドロクツキ抜き抜き(眼鏡ハバタクカミとのミラー意識)

 

【まとめ】

 長くなってしまいましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました(飛ばし飛ばしでもとっても嬉しいです)。最初の方にも書いた通り、これからはしばらくの間ガッツリ潜るということは出来なくなってしまいますが、結果に満足しているわけでも引退するわけでもないので、またランクマに没頭できるようになる日を楽しみに、しばらくは自分のやるべきことに集中したいと思います。それでは改めてs3、お疲れ様でした。そしてこの記事を読んでくださり、本当にありがとうございました。

 もし何かご質問やご意見等ありましたら、コメントもしくはTwitter@zoh_poke)まで宜しくお願い致します。