【SV】S2使用構築 / デッカイカイリューサイクル【最終7917位R1797】
こんにちは。
りくぞう(@zoh_poke)と申します。
s2、お疲れ様でした。早くもsvで最初のシリーズが終わってしまい、個人的にはこのルールでのランクマッチは今後恐らく来ないであろうことに少し寂しさを感じているのですが皆さんはどうでしょうか。
自分はというと、s2は時間がなく忙しかったため、そもそも試合数は100戦もしていないし順位も低いという結果に終わってしまいました。ではなぜそんな自分がこんな記事を書いているかというと、これからの目標を達成するための自分への戒めという意味合いもあるにはありますが、言ってしまえば完全な「自己満」です。自分は構築記事を書くのも読むのも好きなのですが、その理由の一つとして「その人の思いが詰まったポケモンが6匹並んでいるのを見るのが好き」というのがあります。変かもしれませんが、人によって記事のレイアウトだったりポケモンの画像だったりが違くて、特に並んでいるのとかを見るとみんな可愛いなあって思ってしまうんですよね(笑)。なので自分も結果こそ全然でしたが、構築の並びは好きだったのでそれをsv最初の記事として記録しておきたいと思い記事を書くことにしました。そのためあくまで参考にしていただく記事ではなく、ただ自己満で書いているということをご了承の上閲覧いただけたら幸いです。
また、色々と見にくい箇所や気になる箇所等あると思いますが、その都度指摘してもらえると今後の改善に役立てることができると思います。是非アドバイス等ございましたら教えていただけると嬉しいです。
【使用構築】
tn : りくぞう
成績 : 最終7917位(R1797)
【構築のコンセプト】
・9世代の相棒枠であるデカヌチャンを基本選出に組み込む
・サイクル下で相手にテラスタルを先に切らせ、自分視点での勝ち筋を見通した上でエースを通す
【構築経緯】
→→→
まずは相性補完に優れており、大まかな流れとして起点作成→エースの流れが自然に作れそうなデカヌチャンとカイリューを構築の軸とした。
次に、エースを通す上で相手のカイリューやドラパルト、セグレイブ、サザンドラなどの600族ポケモンを始めとする高種族値アタッカーに対して後出しからある程度の両受けができてサイクルを回せるポケモンが欲しいと思い、欠伸を自然に採用できることでステロとのシナジーもいいHBブラッキーを採用。
また、鉢巻カイリューは相手のヘイラッシャやラウドボーン、アーマーガアなどの物理受けのポケモンで止まってしまうことが多いため、そこに対して強く出ていけるポケモンとして水ロトムと、一度積んでしまえば環境に蔓延するドラゴンポケモンや相手のアタッカーのほとんどを1体で破壊しにいける特殊アタッカーとしてウルガモスを採用した。
最後に、ウルガモスが積むターンを作ることが厳しそうな構築に対して選出する特殊エースとして、圧倒的な素早さと広い技範囲を活かして制圧したり上から身代わりを貼ることで相手のテラスタルを見てから技選択ができる身代わり珠ドラパルトを採用し、構築が完成した。
(当初蝶の舞ウルガモスが環境に刺さっていると感じ特殊エースとして採用したが、実際やってみると相手の構築にラウドボーンやドオーなどがいると選出できなかったため、崩し性能を重視して眼鏡型で採用するか、受けループなどにも強く出れるスカーフサーフゴーなどでも良かったかもしれない。今月特に時間がなく構築をしっかりと詰めることが出来ずそのまま最後まで潜ってしまったので反省。プレイングを磨くのは勿論だが、構築の段階でもしっかりと自信を持ってランクマッチに臨めるようにしていきたい。)
【選出】
・選出① : ++or
基本選出。デカヌチャンでステロ、電磁波を撒き、ブラッキーでサイクルを回し、物理エースのカイリューor特殊エースのドラパルトを通す動きが強かった。流行っていた電気テラスタルのセグレイブを初手に投げて初手からテラスタルを切り、電磁波を透かすような動きをよくされたが、そこに対してもブラッキー引きが安定するのが強かった。
・選出② : ++or
起点作成のデカヌチャンが流行してから初手デカヌチャンに合わせてスカーフサーフゴーやウルガモス、グレンアルマなどを投げられることが多かったためそこに対して打ち分けができてかつ特殊耐久も高く、いざという時には妖テラスタルで竜技を無効化できるチョッキ水ロトムを置くのが強かった。カバルドンやキラフロル構築に対しても水ロトムを初手によく投げていた。
・選出③ : ++
前述の通りウルガモスが思ったより投げづらかったため、あまりすることはなかった選出。とはいえサーフゴー+600族ドラゴン複数体のような構築は、ウルガモスで蝶の舞を一度積むことができればテラスタルを絡めてイージーウィンを狙っていけたため、ウルガモスの通りがいい構築に対しては水ロトムとブラッキーでサイクルを回してある程度削りを入れてから、有利対面で蝶の舞を積んで全抜きもしくは最後ブラッキーで詰めるといった動きをしていた。
【個体紹介】
デカヌチャン@風船 ♢飛
特性 : 型破り
性格 : 慎重
努力値 : 191(244)-96(4)-118(164)-x-140(20)-124(76)
技構成 : 叩き落とす ステルスロック アンコール 電磁波
9世代では今までずっと相棒だったコジョンドが内定していない(DLCで来ると信じてる)ため、新登場したポケモンの中で一番好きだったデカヌチャンを9世代相棒枠として採用。シーズン序盤は陽気のHSベースで使っていたが、sに振ってもコノヨザルを抜くことはできてもサザンドラやマスカーニャは抜くことができず上から挑発を打たれてしまうため、それなら耐久できる範囲を増やした方が使い勝手が良いと思ったため、耐久に厚く振った型を採用した。
エースであるカイリューと同速にすることで相手のポケモンとカイリューの素早さ関係を把握することが出来、「最終的にどの技で拘るか」から逆算して勝ちへのプランを組み立てやすかった。
《調整》
HD : 臆病サザンドラの眼鏡大文字を確定耐え
控えめドラパルトの眼鏡シャドーボールを確定二耐え
C4サーフゴーのシャドーボールを確定三耐え
A : 余り
S : 麻痺後の最速スカーフサザンドラ抜き
カイリューと同速
(この調整は、s1で最終2位を獲得されたシグマさんの構築の調整をお借りさせていただいたので、リンクを貼らせていただいています。天才的な構築なので、まだ読んだことがないという方は、是非読んでみてください。)
※無断でリンクを貼らせていただいているので、問題があれば削除致します。
ブラッキー@食べ残し ♢毒
特性 : 精神力
性格 : 図太い
努力値 : 202(252)-x-178(252)-x-151(4)-85
技構成 : イカサマ 願い事 守る 欠伸
環境にいるほぼ全てのアタッカーに対して願い事と食べ残しの回復で受けたり、欠伸で流すことができる最強のポケモン。その上イカサマがあることで物理の積み技を許さず、願い事からデカヌチャンに繋いで体力を復活させたり、カイリューに繋いでマルチスケイルを盾に攻撃を受けた後に願い事の回復で安全に着地させるといった動きもできたのでサイクル要員として本当に活躍してくれた。
しかし、一見サーフゴーに有利なように見えても耐久振りの再生持ちや身代わり型にテラスタルされると悪巧みの起点にされるので、裏にデカヌチャンを置いておくなどのケアは必要。
テラスタイプは毒にすることで弱点である格闘、虫、フェアリー全ての弱点を半減することが出来、毒菱や毒毒などで突破されることも防げるため毒で採用した。こういうクッションのような役割のポケモンにテラスタルを切るのは確かにパワーは出ないが、相手の唯一の突破手段(抜群技や毒毒など)をテラスタルすることで消して詰ませたり、ここさえ耐えれば勝ちという場面でテラスタルを切り相手に欠伸を入れたりすることで勝てる試合もかなり多かったため強かった。
《調整》
HB : 陽気鉢巻ドラパルトのドラゴンアローを残飯込みで99%ニ耐え
意地鉢巻ドラパルトのドラゴンアローを残飯2回分込みで88%ニ耐え
HD : 臆病眼鏡サザンドラの流星群を残飯2回分込みで96%ニ耐え
臆病ガモスの炎舞+さざめきを残飯込みで96%耐え
特性 : 炎の体
性格 : 臆病
努力値 : 191(244)-x-108(180)-156(4)-126(4)-143(76)
技構成 : 炎の舞 テラバースト 蝶の舞 朝の日差し
蝶の舞を一度積んでしまえば炎とフェアリーの技範囲でそのまま3タテしてしまうこともあったものの、選出段階でラウドボーンやドオーがいると止まってしまうため思っていたように投げることの出来なかったポケモン。当初この構築の特殊エースとしてどんどん投げていくつもりだったが、気付いたら選出率は恐らくこの構築では最下位であった。
とはいえ蝶の舞で一度に火力、特殊耐久、素早さをあげることができるため、特殊相手であれざ先に蝶の舞を積んでしまえば相手がテラスタルをするかしないか、スカーフかメガネか、などの択を制する必要がなくもう一度蝶の舞→相手の行動を見てから技選択が可能になったりと、刺さっている構築に対しての抜き性能は十分であった。
《調整》
HB : なるべく高く
C : +1炎の舞でH振りサーフゴーを15/16
D : 余り
S : +1で最速ドラパルト抜き
カイリュー@拘り鉢巻 ♢無
特性 : マルチスケイル
性格 : 意地っ張り
努力値 : 175(68)-204(252)-115-x-120-124(188)
でっかい証持ちカイリュー。個人的にカイリューの色違いはあまり好みではないので、「デカヌチャンと同じ構築にでっかいカイリュー入ってたら可愛くね?」と思い立ち色厳選の代わりにサイズ厳選をした。この構築で一番信用していたエースで、ご存知の通りノーマルテラスタル+鉢巻神速の火力がえげつない。他のアタッカーであるウルガモス、ドラパルトにはそれぞれ違った良さがあるものの、欠点としてウルガモスは蝶の舞前提なため積むターンを作らないと厳しいこと、ドラパルトはスカーフポケモンに弱いことやマスカーニャやドドゲザンとの不意打ち択になったりと安定しないことが挙げられるが、カイリューに関しては優先度+2のおかげでスカーフポケモンどころか高威力先制技持ちのポケモンに対しても上から封殺することができるため、場を整えた後に神速を打っているだけで相手が次々と倒れていく様は気持ちがよかった。
しかしサーフゴーやドラパルトを始めとするゴーストポケモンには当然無効化されてしまうため、相手視点テラスタルを切らざるを得ないような盤面を作ってゴーストタイプを消すもしくは神速以外の技で拘ってもそのまま勝ちまで持っていけるような盤面を作ってから技選択をしていた。また、初手に投げるデカヌチャンと同速にしているため相手との素早さ関係を知れるため、早い段階で自分視点にしか見えていない勝ちまでのプランを逆算して行動できるのが強かった。
《調整》
H : 16n-1
A : 火力を出すために極振り
S : デカヌチャンと同速
ロトム@突撃チョッキ ♢妖
特性 : 浮遊
性格 : 控えめ
努力値 : 157(252)-x-127-172(252)-128(4)-106
技構成 : ボルトチェンジ 10万ボルト ハイドロポンプ テラバースト
個人的に水ロトムはスカーフや眼鏡のイメージが強く、技選択が難しかったり鬼火やドロポンなどの命中不安が付きまとうことからあまり好んで使ってこなかったポケモンだったが、打ち分けできて耐久もあってドロポンを当ててくれる水ロトムがこんなに強いとは思わなかった。シーズン終盤は相手の初手カバルドンやデカヌチャンを読んで来た初手眼鏡ウルガモスなどにドロポンを全て当ててくれて、このポケモンが大好きになってしまった。テラスタルを切る場面は思っていたより多くなかったが、環境的に電気の一貫を切っていない構築が多かったり、相手側も拘り読みの行動を取ってきてくれたりしたため、刺さりもいいように感じた。
よくしていた強い動きとしては、前述したようにカバルドンやキラフロル、ウルガモスやグレンアルマなどに対して初手に投げる動きや、裏にブラッキーを置いて相手の物理ドラゴン等をケアした上で、デカヌチャンに対してスカーフトリックをしにきた初手サーフゴーに合わせて初手に投げて10万ボルト二発で倒す(H4サーフゴーを95%で二発)、地面に引いてきたらドロポンに打ち分けるといった動きをしていた。デカヌチャンに仕事をさせない選出をしているあらゆる相手に対してこの水ロトムが予想以上に仕事をしてくれていた。
ドラパルト@命の珠 ♢炎
特性 : すり抜け
性格 : 臆病
努力値 : 163-x-96(4)-152(252)-95-213(252)
技構成 : 流星群 シャドーボール 火炎放射 身代わり
気づいたらウルガモスを差し置いてこの構築の特殊エースになっていたポケモン。圧倒的な素早さから身代わりを貼ることで相手がテラスタルをするかしないかの択を発生させず、見てから技選択をできるのが強かった。
テラスタイプに関しては氷技やフェアリー技を半減にすることができたり霊技を採用していないラウドボーンからの有効打をなくすことができる上、火炎放射の威力を上げることができることから炎で採用した(ASドドゲザンであればワンパンすることができ、HAでもチョッキがなければステロ込みで確定一発)。
相手のスカーフや不意打ちなどの先制技を警戒することができれば基本的にどんなポケモンにも上から動くことができるため、そこのケアができた時はやはりエースとして最大限力を発揮してくれた。
【まとめ】
本当にただの自己満記事になってしまいましたが、もしここまで読んでくれた方がいましたら本当にありがとうございました。今期は思うように結果を残すことはできませんでしたが、いずれ、しっかりと胸を張れるような結果を残した上で構築記事を書けるようになりたいと思っています。ランクマッチでこのルールをもう遊ぶことができないのは少し寂しいですが、パラドックスや準伝説、そしてDLCで追加ポケモンが来た環境でも変わらず楽しくやっていければなと思います。
もし何かご質問やご意見等ありましたら、コメントもしくはTwitter(@zoh_poke)まで宜しくお願い致します。